運転免許の初回更新に不安を感じる方は多いのではないでしょうか。初回は勝手が分からない上、長い時間が掛かるのではないかという心配もあると思います。
そこで今回はそのような不安を解消するために、運転免許の初回更新の流れや更新に必要なもの、所要時間などをご紹介します。
初回更新時の期間・持ち物
まず気をつけるべきポイントは、「更新期間」です。
更新期間は、更新年の誕生日前後1ヶ月であることをしっかり覚えておいてください。忙しくてうっかり期間を過ぎてしまうことがないよう気をつけましょう。
更新通知のはがきが来たら、はがきと旧免許証、筆記用具、更新費用を持って試験場に向かいます。旧免許証から本籍地や氏名などを変更する必要がある場合は、住民票を前もって取得し持参することも忘れないでください。なお、住所変更は住民票だけでなく保険証や公共料金の明細書でも行うことができます。
試験場に向かうにあたって注意すべき点は受付日です。土曜日と祝日は手続きができません。平日に仕事があって更新に行けない場合は日曜日に行くことになりますが、かなりの混雑が予想されます。
また、受付時間にも注意が必要です。午前中の受付は12時ぴったりまで行なっているわけではなく、午後の受付時間は早めに締め切られます。前もって各試験場の受付時間をチェックした上で、余裕を持って試験場に着けるようにしましょう。
初回更新の流れ
試験場に到着すれば、そのまま流れに従ってベルトコンベアー式に手続きを行うことができます。とは言え、事前に流れを頭に入れておいた方がよりスムーズに手続きを進めることができるでしょう。
試験場に到着したらまず受付で通知のはがきを出し、申請書をもらいます。申請書に必要事項を記載したら、収入印紙、つまり手続き料の支払いを行います。初回の場合は更新手数料が2,500円と講習手数料が1,350円で、合計3,850円が必要です。
その後、免許取得時から視力が落ちていないかどうかを確かめるための視力検査を行います。視力が落ちていることを自覚している方は、メガネやコンタクトレンズを持参しましょう。視力矯正器具を持参しておらず、裸眼で両目の視力が0.7を下回ってしまった場合、当日中の更新手続きができません。
次に、免許を紛失した際に必要となるパスワードの登録と写真撮影を行います。
免許証の写真はその後の数年にわたりさまざまな場面で使用するにもかかわらず、次から次に流れ作業で撮影されます。自分で撮る証明写真のように、撮り直しをして自分が気に入った写真を選ぶこともできません。写真写りが気になる場合は、前もってトイレの鏡で髪型などをチェックしておくと良いでしょう。
写真撮影の後は、初回更新講習を受けます。道路交通法の改正に関する講習や、交通事故のリスクについて説明するビデオの視聴などを行います。講習時間は休憩を含めて2時間です。
講習が終わったら、新しい免許を受け取って終了です。
所要時間はどのくらい?
所要時間は試験場の混み具合によって変わるため一概には言えませんが、平日の場合で3、4時間は見ておいた方が良いでしょう。試験場へ行くための時間なども含めると、結局半日程度は掛かってしまうかもしれません。
日曜日の場合は混雑のためさらに時間が掛かることが予想されるため、できるだけ平日に時間を見つけて更新を行うことをおすすめします。
おわりに
今回は初回更新の流れ、持ち物、費用、所要時間を大まかにご紹介しました。
初めての免許更新の場合は不安材料も多いかもしれませんが、今回ご紹介した情報を参考に準備を進めておくことによって、問題なく更新を終えられるはずです。
1回で更新を完了できるよう、持ち物や時間をよく確認しておきましょう。