せっかく免許を取得したにもかかわらず、車を買うお金もなければ、停める場所もないという方は多いと思います。そのような方々が車を必要とする場合、まず思いつく方法はレンタカーの利用ではないでしょうか。
しかし、初心者でもレンタカーを借りられるのか、不安を感じる方は少なくないと思います。そこで、レンタカーについての情報を事前に確認し、不安を取り除いておきましょう。
今回は、レンタカーの借り方や注意点をご紹介します。
レンタカーは会社選びから始まる
レンタカーの会社はたくさんあります。
最近では大手の価格の半額程度、つまり半日2,500円~3,000円程度を基本料金に設定した格安レンタカー会社もあります。コスト面だけを見ると魅力的ですが、特に初心者の場合は値段だけを見てレンタカーを選ぶことは危険です。
格安のレンタカーは年季の入った中古車であることが多く、燃費の面で不安があります。また、カーナビなどのオプションを付けていくとどんどんレンタル料が上がってしまう場合も多いでしょう。
もし格安レンタカーを選ぶのであれば、基本料金以外の部分についてもよく理解しておく必要があります。
基本的には、初心者の方は大手のレンタカー会社を選んだ方が安心だと言えます。
レンタルする車、日数を選ぶ
レンタカーは、借りる目的や目的地、乗車人数、走行距離、予算などを念頭に置いて選びましょう。
当然ながら、人気のある車種や排気量のある車種は料金が高めです。安さを追求する選び方も良いですが、長距離をドライブする場合や子供が乗る場合などは、安全性や乗り心地を考えることも重要です。
次に、予定に合わせて借りる時間や日数を決めてください。できるだけ費用を抑えたい気持ちは分かりますが、余裕を持った日程でレンタルすることをおすすめします。余裕がないと運転中に気持ちが焦ってしまいますし、もし決めた時間を過ぎてしまえば延滞料金が発生し、結局は割高になります。
また、返却場所もきちんとチェックしておきたいところです。全国チェーンの会社では、借りた店舗と別の店舗で返却できる「乗り捨て(ワンウェイ)システム」が利用できる場合もあります。状況によってはとても重宝するサービスでしょう。
初心者でもレンタカーは借りられる?
運転に慣れていない初心者の方は、まずレンタカーを利用できるのかという点で不安に思っているのではないでしょうか。
運転初心者への各社の対応はそれぞれ若干異なりますが、基本的には初心者でもレンタカーを利用することはできます。
ただし、会社によっては免許取得後3年以上の同乗者がいることを貸出の条件としたり、対物免責補償への加入ができなかったりする場合があることも覚えておきましょう。
もしもの場合を考えて保険・補償内容を前もって確認しておくことが大切です。
実際に運転を始める前にしておくべきこと
運転を始める前に、基本的な操作方法をレンタカー会社の担当者から聞いて、確認しておきましょう。
また、後のトラブルを避けるために、車に傷がないかをチェックしておくことも大切です。特に大手の会社でない場合は傷のことでトラブルになるケースが多いため、両者立ち会いのもと小さな傷まで確認しておくことをおすすめします。
仮にレンタカーで事故を起こしてしまった場合、当事者同士の示談による解決は禁止されています。必ずレンタルした店舗に連絡して指示を仰いでください。
おわりに
初心者の方も、賢くレンタカーを利用して快適なドライブを楽しみましょう。最初は緊張するかもしれませんが、すぐに慣れて快適な運転ができるようになるはずです。
ただし、適度な緊張感は忘れず、安全第一の運転を心がけてください。